架刑のアリス 5巻 / 由貴香織里
久遠寺家の四女・ステラは長男・是乃の19歳の誕生日に開かれた「いかれたお茶会」で9人兄弟の殺し合いに参加することになる。
極限状態の中、もうひとつの人格「血塗れアリス」が目覚めたステラは、兄妹たちをその手で殺めてしまう。
凄惨な殺し合いの中で、唯一の心の拠り所だった是乃に依存を深めていくステラ。
しかし、是乃の手のひらにあるはずの傷が左右逆だったことに気づき――!?
絶大な権力を誇る久遠寺家の跡継ぎを決定するため、9人兄妹で殺し合いをすることになった四女のステラ。
唯一の心の拠り所、最愛の兄・是乃の手のひらにあるはずの傷が左右逆だったことに気付いたステラは、あまりにも残酷な真実へと辿り着く――。
「ずっとずっと『彼を殺した者』を彼だと信じて愛してきたのね」。
5年前の「始まりのお茶会」で生まれた大きな嘘が、今暴かれる――!!